表現は腹八分目で

    イラストでも漫画でも、描き過ぎるのはあんまり好きではありません。力を入れたところを見てもらうために、余白(イメージ的な意味も含め)はあったほうがいいんじゃないかーと思います。

    漫画の台詞も、なるべく短く少なくするようにしています。同じ意味でも、出来るだけ短い文章になるようにします。場合によっては、一文字単位で削ることもあります。でも、たまに削り過ぎて「足りない」と言われることもあります(汗)

    今日も、ある作業で「足りない」と言われました。結局描き足すことを決めたわけですが、実は少し迷いました。見る人がわからないのは避けたいけれど、描き過ぎることにならないだろうかと。押しつけがましくないだろうかと。必要な情報と余計なもの、サジ加減が難しいです。

    モノローグが多い漫画は、キャラが今何を考えているのか良く分かるので、感情移入がしやすいです。読んでいても、丁寧に描かれているなぁと好感が持てます。でも多すぎると、モノローグを追うだけで疲れてしまう事もあります。息継ぎする場所がないような感じで。結末に向かって真っすぐ進めるのは楽なんだけれど、ちょっとでも横道に逸れることを止められているような堅苦しさがあります。そういうのは避けたい……けれど、自分の作品はモノローグが多いのか少ないのか、どっちかなぁ……?台詞単体ではいろいろ言われるけど、全体的に見てどうなんだろう?よくわからないです。

    私は作品の中に「見る人が考えられる空間」を置こうと思っています。伝えたいことはたくさんあるけれど、全部は出さず、所々はあえて空白のままにしておきます。描くことが無いのではなくて、あえて描かないでおくのです。個人的にシンプルなものが好きというのもあります。

    作風によって、適当な密度は違うと思いますけれど、自分は「ちょっと足りなすぎ?」ぐらいが好きです。ただ、「描いていない部分」が、面倒だからとか描けないからだと感じられないように気を配りたいです。

表現は腹八分目で」への2件のフィードバック

  1. 芳絵さん>
    絵本の表現もシンプルなものが多いですよね。
    考えてもらう、想像してもらうための空間なんでしょうね。
    計算された空白は心地いいです。

  2. 同感です!
    そう言う所では、絵本と漫画は良く似てるな〜と思います。
    言いたい事を全て書いてしまうより、想像する余地がある方が素敵ですよね♪
    絵を描く時も、空間を広く取るのが好きです。決して手抜きではなく…!(汗)

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