私的事件簿2010

    気が付くと2010年も最終日。今年もあっという間でした。今年、今年……なにしてたんだろう?なんか夏が過ぎたあたりから、右向いて左向いたらもう12月!みたいな感じだったなぁ。

    * * * * *

    2010年の個人的大事件の一つ。
    はじめてオリジナルのコミックスが発売されました……!

    単行本発売なんて、多くの作家さんにとっては通過点でしかないと思うけど、自分にはものすごーく大きな出来事でした。

    日本にはそれはたくさんの漫画雑誌があって、日々ものすごい量の漫画が生まれているけれど、その全部が単行本として本屋に並ぶ訳ではありません。

    漫画レビューのブログなど見てると、だいたい単行本単位なんですね、レビューって。余程の有名作家の作品でもない限り、読み切り32ページの漫画の感想を書く人はあんまりいないみたいで。つまり、単行本が出なければ評価してもらう位置にすらつけないのか?と。そんな風に思った事がありました。もちろん、読み切り32ページの漫画でも、感想を送ってくれる方はいます。雑誌のアンケートでも、よかったつまんなかったの評価は下されます。そう、読んで何かを感じてくれるならそれだけでいいじゃないかと、わかってはいるんですが……。

    まぁその、ぶっちゃけて言うとね、一応漫画家10年以上やってて、本の1冊も出てないというのは地味にダメージがあるわけで。雑誌ジプシーだったり作品を量産できない自分が原因なんだけど、こう、じわぁ……じわぁあああって、なんかクルんですよね。うん。

    だから発行が決まった時は、例えでもなんでもなくリアルに小躍りしたもんです。(笑)

    * * * * *

    あと、発売されてからは、漫画本を本屋さんに置いて売ってもらうということについて考えさせられました。先にも言ったように、単行本を出してもらうことも簡単じゃないけれど、それを本屋さんに置いてもらうことはもっともっと、想像以上にハードルが高いんだなぁと。実際、発売直後に本屋さんを巡ったのですが、平積みされている場所やその後移される本棚の位置などを見て「本は発売1ヵ月で売れなければその後も売れない」という誰かの言葉を噛みしめました。

    単行本が出るというのは、雑誌という家から一人で歩きだすことのように思えます。家から1歩出ることで、石につまづいて転ぶ可能性もあるけれど、それでも出れてよかったと私は思います。

    * * * * *

    あともう一つの大事件。
    一生関わることなど無いと思っていた所から声をかけていただいたこと。詳しく言えないのでうまく伝わらなくて申し訳ないけれど、とにかく私にとっては大事件だったのです。

    作品を見て声をかけてくださったらしいんだけど、そんな昔の……、私の名前とか絵とか覚えてたの??いやいやいやこのジャンル、上手くて人気のある作家さんはごまんといるんですけど?お宅なら、どこの誰だって呼び放題じゃないですかぁあ!!最初は本当に信じられなかった。実際話を聞いても信じられなかった。目玉飛んだ。( д ) ゚ ゚

    結果として形にはならなかったけれど、すごく良い経験をさせていただきました。と同時に、自分のやっていることは、ちゃんとみんなに見られているんだなと感じました。

    単行本のことにしてもそう、部数少ないしマイナーだし本屋からは一瞬で姿を消すけど、一度世に出たものは誰かが見てるんですよね。自分が想像するよりずっとずっと多くの人が、見てくれているんだなぁと。

    そういう人たちの期待に応えられるように、来年も頑張りたいと思います。

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