片付けられない家

    叔母の家がね、カオスなんですよ。
    叔母は掃除や片付けが苦手な人でね、家の中が混沌としているのです。私も片付けは苦手だから、ついつい物を積み上げてしまう感じはよくわかるんですけどね。けどね……。ちょっとこれば病的ではないかしらと、今現在、親戚中で最も話題になっている件が「叔母の家カオス化」なんです。

    たまに顔を見せに行くんですけれど、部屋に入ってもどこに座ればいいか悩みます。
    料理はあまりしないはずなのに、電子レンジが2台積み上げてあるのはなんなんでしょうか。
    玄関口に食器棚(食器入り)があるのも解せませぬ。
    階段横にある未使用のカーペットは、たしか3年前からそこにあった気がします。
    引き戸を動かすスペースぐらい、確保したほうがいいと思います。あっちの部屋は開かずの間ですか。

    なんかこの家にいると、「物」の存在感が大きすぎて、自分の存在を否定されているような気分になります。

    そんな叔母から、ある日問い合わせがありました。
    「見たことない靴下があるんだけど、これ、あんたの?」
    おおぅ!そうですビンゴー!この前、叔母宅を訪れた際、買った靴下を忘れて帰ったようです。
    「やっぱりそうよね。買った覚えもないものだったから……」

    叔母さん、あれだけ物があっても、「自分のじゃない」「見たことない」物はわかるんですね!適当に積み上げて、何がなんだか分からなくなっているんじゃないんですね?どこに何があるか、ちゃんとわかってるん……ですね?

    なにそれこわい。

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