[妄想劇場]オンゴロ達の談話室より

    「なぁ、梅雨ってもう終わったの?」
    「ここいらは、まだじゃね?ジメジメしてるっしょ」
    「だよな。でも俺、こないだ誰かの声、聞いたような気がするんだよね」
    「勘違いした、フライング野郎じゃねーの」
    「馬鹿だよなぁ~そんな早くに出てっても、相手も何もないだろうに」
    「早けりゃいいってわけじゃねーよな、婚活ってさ!」
    「ま、何年も土ん中いて、早く外に出たい気持ちはわかるけどねー」
    「基本、俺たちの活動開始時は梅雨明けだし」
    「空気読めって感じだよな」

    * * * * *

    待ちきれないのか勘違いか、まだ梅雨が開けていないのに蝉の声が聞こえました。
    いつもはだいたい、梅雨明け→蝉の声が聞こえる、というパターンなのですが、今年は蝉がちょびっと鳴き、雨が降り、また鳴き、さらに雨が……という感じです。
    「いやっふぉ~い!俺の夏キタコレ!」と、勢いよく飛び出して来たKYな蝉さんが「ありっ?反応薄っ。ってか、まだ鳴いちゃダメ?」なんて戸惑ってる様子が目に浮かんで、土中の仲間たちもツッコミ入れてるんじゃないかーとかとか。
    そんな妄想をしてみる7月半ば。

    ちなみに「オンゴロ」というのは、大阪南部の蝉の幼虫の呼び名だそうです。

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