先日『転生令嬢、結婚のすゝめ~悪女が義妹の代わりに嫁いだなら~』コミカライズ連載が完結しました。たくさんの方にお読みいただき、感謝しております。Palcyアプリでは感想もたくさんいただいて本当にうれしいです。ありがとうございます!個人的には「読みやすい」と言ってもらえるのが一番うれしくて心が潤います。

終盤はスケジュールがカツカツでしたが、編集部の方々のご協力でなんとか予定通り最終巻のコミックス発売に至りました。予定というか、私が出来るだけ早くコミックスを出したいです!って言ったばかりに、なんかいろいろご迷惑をおかけしたような(お盆休みとか失念していて)

連載中は余裕が無いのと、余計な情報で物語の世界観を壊したくなかったのであまり発信しなかったのですが、最終巻もそろそろ読者さんのお手元に届いていると思うのでちょっと語らせてください。ネタバレを含みます。

****

コミカライズのお話をいただいた当初は、自分に描けるのか…?という不安が大きくありました。メインヒーローが異形、主人公の顔が変わる等、これまでやったことが無い要素が多く、作画カロリーや技術はもちろん、連載スケジュールにも不安しかありませんでした。それでも原作の内容に惹かれて「描きたいです」と手を挙げた私に快く任せてくださった三糸べこ先生には本当に感謝しています。ずっとファンタジーを描きたいと思いながらも、商業ではなかなか機会に恵まれなかったので。

この物語で印象的だったのは、ヒーローの呪いが完全に解かれないままハッピーエンドを迎える点です。多くの物語では、問題が解決したことで幸せな結末を迎えますが、現実で問題が完全に解決することは少ないのでは…と思っていて。解決したとしても、問題が有った事実は消えないというか。傷ついた人は、傷が癒えても傷ついた事実が消えることはない─。これは私がずっと昔から考えていたことで、『転生令嬢~』を「描いてみたい」と思ったキッカケにもなりました。

連載が始まってからはとにかく必死で、思い返せばもっとベストな方法があったのでは…と反省したり凹んだり。ネガティブな反応も目に入りましたけれども、それでも今できること、今持てる力を全部出したことは確かなので悔いはありません。

最後にメインキャラ二人のイラストを描きました。そういえば人の姿に戻ったべリオンをカラーで描く機会がなかったなぁと思って。3巻表紙で描くか?という話も出たのですが、私は「呪いが解けて人の姿になったから二人が幸せになれた」のではなく「二人が出会ったから幸せになれた」と思っているのであえて異形の姿にさせてもらいました。

この物語に関われて本当に幸せでした。編集部の皆様をはじめ、アシスタントさん、そして読者さんにあらためて感謝いたします。ありがとうございます!

Categories:

Comments are closed